どうなる? どうする? 「令和元年のマイニング」Vol.1

月刊仮想通貨7月号vol.16 2019年5月21日(火)発売号より

月刊仮想通貨本誌の編集・記事執筆を手掛ける小村海の記事を月刊仮想通貨公式サイトにも掲載。
毎週木曜日に更新予定となっております。

【マイニングとは】
仮想通貨は、全ての取引の記録をインターネット上に保存する「ブロックチェーン」(分散型台帳)と呼ばれる技術に支えられている。
新たな取引の度に、取引の記録の保存が必要だが、その取引の正確性を担保するために一役買っているのが「マイニング」なのだ。
具体的には、暗号化した取引データに含まれている特別な値(ナンス)を計算で見つけることで、一番初めにナンス値を見つけた人に報酬が与えられる。
そのため、報酬のためにマイニングを行うマイナー(採掘者)が日々増えている。
同時に、計算の総量を示すハッシュレートや、マイニングの難易度(ディフィカルティ)が上昇している。

【マイニングへの参加方法】
・ソロマイニング
誰とも協力せず、1人でマイニングする方法。
マイニング報酬を独占できるのがメリットだ。
ビットコインのマイニング報酬は、1回当たり12.5BTCがもらえる。
約10分に1回行われるBTCのマイニングは、1日約140回行われる計算で、報酬額はかなり大きい。
一方で、マイニングの成功率向上に向けて、マイニング専用のマシンを購入する必要があり、高いコスト負担がデメリットとなる。

●ここがポイント!
競争が激しい現在のマイニング環境では、ソロマイニングで仮想通貨を掘り当てる(利益を出す)のは不可能に近い。
関係者の話では、個人の予算が1~2億円レベルでも難しいそうだ。

・プールマイニング
複数のマイナーが協力して計算能力を集め、マイニングを行う方法。
参加者が皆で協力して仮想通貨を掘るため、ソロマイニングより無報酬のリスクが小さく、参加者が安定して利益を得やすい。
プールマイニング事業者が提供するソフトをダウンロードして登録を行えば、誰でも参加できる。
ただ、コンピューターの能力(マイニングの貢献度合い)によって参加者ごとの報酬額が異なるなどのデメリットがある。

●ここがポイント!
プールマイニングは利益を出す上で基本となる参加方法だ。
日本国内ではなく、専門業者を介して購入したマイニングマシンを電気代の安い海外に送り、そこでマイニングを代行してもらうのがベターだ。
関係者の話では、最低予算で500~1000万円ほど。

・クラウドマイニング
大量の高性能機材をそろえてマイニングを行っている業者に投資を行い、代わりにマイニングを行ってもらう方法。
投資額に応じてマイニング報酬を受け取れる。
ただ、報酬額からコンピューター維持費や電気代などが差し引かれ、受け取る報酬が少なくなるほか、マイニング業者が倒産したり、失踪して詐欺にあったりするリスクも存在する。

●ここがポイント!
海外企業によるサービスが中心。
多面的な販売員組織を構成しながら、商品の販売活動を行う「マルチ・レベル・マーケティング」で、普及を図る企業もある。

今週はここまでとなります。
本文は月刊仮想通貨7月号vol.16に全て掲載されていますので、是非下記リンクにてお買い求めください。

Profile
文◉小村海(おむら・わたる)
1990年生まれ、島根県出身。
山陰地方の新聞社で記者として5年勤務した後、仮想通貨に魅せられ、仮想通貨記者に転身。
現在は月刊仮想通貨本誌の編集と記事執筆を手掛ける。

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