2019年4月号-ブロック・ピアース氏独占インタビュー

2019年2月21日(木)発売の月刊仮想通貨4月号Vol.13より

2019年、仮想通貨業界の超大物ブロック・ピアース氏が注目するキーワードは〝STO〞と〝DApps〞

–ブロックチェーン業界は日々変化しており、さまざまな考え方やトピックが生まれています。ピアースさんが2019年に注目しているキーワードを教えてください。

 まずはSTOが2019 年の重要なキーワードになるでしょう。STOは、証券としてトークンを発行することによって、仮想通貨に関わる世界各国の法的な懸念をクリアにするという点で重要です。また法的な取り扱いが明確になることで、機関投資家やベンチャーキャピタルによるブロックチェーン業界への投資を加速するという点も重要です。
 もう1つはDApps(分散型アプリケーション=ブロックチェーン上で動作するアプリケーション)ですね。ブロックチェーン技術の実用化に向けて、多くのDAppsプラットフォームがスケーラビリティの向上を目指して日々開発をしています。私は「第3世代」と呼ばれるEOSやカルダノなども注目しています。

「日本はこれまでも、そしてこれからもブロックチェーン業界を牽引する国であり続けるでしょう」

−ピアースさんはブロックチェーン業界においての日本の現状をどのように評価していますか?

 日本はいうまでもなくブロックチェーン業界を牽引している国の1つです。世界に先駆けて法規制の枠組みを作り、技術的な面でも先頭を走っています。そもそも日本は、世界最大のビットコイン取引所であったマウントゴックスが設立されるなど、ビットコインの初期からずっとこの業界の中心にいます。
 昨年、日本ではハッキング事件などがあって、業界を取り巻く状況が厳しいように感じる時期となっていたようですが、マウントゴックスのハッキング事件などのさまざまな困難があっても、日本はブロックチェーン業界の主役であり続けました。沈んだ太陽がまた昇ってくるように、たとえ困難が訪れたとしても日本は今後もブロックチェーン業界を牽引していくと思います。

 

(写真:ロイター/ アフロ)

Profile
◉Brock Pierce(ブロック・ピアース)
ビットコイン財団(Bitcoin Foundation)会長。黎明期から仮想通貨業界に参画し、2018 年にフォーブスが発表した「世界の仮想通貨長者ランキング」で9 位にランクイン。起業家・ベンチャー投資家としても活動しており、仮想通貨業界に強い影響力を持っている。

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