仮想通貨マイニングジャンキーの明るい採掘計画 vol.1

マイニングとの巡り会い編

◆マイニングって何ってところから解決

読者のみなさん、こんにちは。
仮想通貨のマイニングに魂を売り渡したと自覚している、鹿内武蔵(しかうちむさし)と申します。
よろしくお願いいたします。

私の家では10枚以上のGPU(描画のための計算装置)が接続されたマイニングパソコンが、大量の熱をまき散らし、膨大な電力を消費しながら、昼夜兼行で仮想通貨のマイニングを行っています。
夏の時期は、マシン付近の温度は40度を軽く超え、数時間近くにいたら確実に熱中症になります。
でも、電気代がもったいないので、冷房はつけていません。
ただ、サーキュレーターをゼロ距離で回し続け、周囲の熱を吹き飛ばすくらいの気配りはしています。

さて、今回のこのコラムでは、なぜ私が仮想通貨のマイニングにここまでハマりこんだかを赤裸々に語らせていただくわけですが、その前にマイニングってそもそも何ですか?
……というところから軽く解決していければと思います。

全てではありませんが、「ビットコイン」や「イーサリアム」といった多くの仮想通貨は、世界中で行われる取引の記録を、「ブロック」と呼ばれる一つの箱にまとめて格納します。
一つのブロックが確定してから、次のブロックがすぐ後ろに作られるのですが(この考え方をブロックチェーンと呼ぶ)、このブロックとブロックを接続するカギのようなものが暗号化されています。
そのカギを見つける作業を世界中のパソコンが一斉に行い、最初に成功させた人がその仮想通貨をご褒美としてもらえます。
このご褒美を狙って、ガチでパソコンを動かして暗号を解きまくるのが、つまりマイニングというわけです。

この説明はけっこう曖昧かつテキトーなので、本当に興味がある人はブロックチェーンについて調べてみて下さい。
とりあえずマイニングをやってみたいという人は、今はこの程度の知識で十分です。
私がマイニングを本格的にやってみようと思った時点でも、この程度の知識レベルでした。

◆マイニングに没入することになった契機

さて、2017年9月にお邪魔した、一つの記者発表会が、まがまがしい無限の採掘欲を解きはなつきっかけでした。「GMOインターネット」が、マイニング事業に本格参入するという内容の発表が行われたのですが、私のこのときの感想は、「マジかー! マイニングは家でもできるのかー!」というものでした。

2017年9月13日に行われた、GMOインターネットの仮想通貨事業参入の記者発表会の様子。
熊谷社長によって、GMOがガチで仮想通貨の世界に殴り込むことが宣言されました。

このときの発表内容は、GMOが欧州に土地を買ってガチでマイニング工場を建てるということ。
そして、それにともなってその工場で使うマイニング用のチップを一般販売する、というものだったのですが、気になっていろいろ調べてみたら、普通にWindowsパソコンでマイニングしている人がたくさんいるではないですか!
マイニングの存在は聞いたことあったけど、家じゃ無理、普通のパソコンじゃ掘れないんだろう、って思っていたのですから、これはキタぞという感じだったわけです。
そこからはもう情報収集の虫でした。調べてみたらいろいろなことが分かりました。

●個人のパソコンがマイニングを成功させる確率は極めて低いので、マイニングプールという、みんなで計算力を持ち寄り、計算力に応じて報酬を分配する仕組みを利用した方が良い。
●家庭用のパソコンで掘れるのはイーサリアムやジーキャッシュ、モナコインなど。ビットコインやビットコインキャッシュは掘れない。
●家庭マイニングの主流はGPUと呼ばれる、画像や映像を描画するための演算をする装置が効率良い。CPUという、パソコンの脳みそにあたる部分ではあまり掘れない。

私が今使っているGPUを一時的に取り外した状態。
これら一つ一つが、健気に計算をしてくれることで、僕らは仮想通貨を得ることができます。

 

●GPUをたくさん接続できる、マイニングに適したマザーボードを使う
●GPUを大量に接続するため、熱がこもらないよう機器はむき出しにすると良い。ケースにはどうせ入りきらないし、メタルラックなどにGPUを洗濯物のように吊すのが主流
●2017年春から夏にかけて、AMDというメーカーのRADEONというGPUでイーサリアムを採掘するのが大流行。電気屋からRADEONのGPUが消えてゲーマー激おこ。
●ただし、総合的にはAMDと二大巨頭となっている、NVIDIAのGeForceというGPUの方がいろいろなコインを掘れてバランスが良い。
●つまるところ、マイニングは電気代との闘い。

調べるほど、なんと奥深い世界!
頭の中がマイニングで一杯になるのにそんなに時間はかかりませんでした。

そして、私のモットーは「人に甘く、自分にはもっと甘く。そしてパソコンには厳しく」です。
当時ははっきりと認識していませんでしたが、今ならもう間違いなくこういう癖があると自覚しています。
パソコンに常にタスクを課し、休ませずずっと働かせることに性的な快感を感じてしまうわけです。
なので、意味もなく大きなファイルをダウンロードしたり、必要の無いエンコードを行ったりしていました。
これがマイニングなら、パソコンを酷使することで、それ自体が楽しいだけでなく、仮想通貨のマイニング報酬を得られるわけです。もう完璧ですね。

……というわけで、マイニングとの巡り会い編、お読みいただきありがとうございました。

次回は、私の採掘環境を紹介できればと思います。

現在の鹿内家で稼働しているマイニングマシンの状況。
GPUを11枚接続。秋になって涼しくなったら、もうちょっとGPUを追加したいです。

 

Profile
鹿内武蔵(しかうちむさし)
国内唯一の月刊FX情報誌「FX攻略.com」の編集・執筆に創刊当時から携わる。2017年から仮想通貨の投資、マイニングを開始。「普通の人でもお金を自宅で生み出せる」ことを普及することが目標。モットーは「お前の分まで俺が掘る」。株式会社tcl代表取締役。
運営ブログ:「仮想通貨マイニングギルド」 http://www.btc-koryaku.com/

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