プロトレーダ解析 vol.3

月刊仮想通貨vol.3 2018年4月23日発売号より

謎の現役為替トレーダーとして高い実績を誇るトシムリン氏が、独自の分析で仮想通貨市場を予測。
新年度の展望をデータを踏まえて解説!

ここ直近のBTCUSDの動向

ここ直近ではGoogleやFacebook・Twitterなどの人気SNSサイトが仮想通貨関連の広告禁止を発表したり、中国最大のSNSであるWechatも仮想通貨を排除する動きがあると報じられたりネガティブニュースが目立つことが多かった。
特に金融庁が世界最大の取引所であるBinanceに改正資金決済法に基づく警告を出したと発表したことにより市場に大きな不安を与えた。
Binanceは無登録で日本での営業を行っており、日本での営業を継続する場合、刑事告発や警察による操作も行うとの内容であった。
この影響は仮想通貨市場全体にも広がり、特にBinanceの独自通貨であるBNBは一時的に大きく下げる格好となった。
しかし、Binanceの立ち回りは素早く即座にマルタに拠点を移動して営業を再開する意向となった。
ネガティブニュースが出た後はネガティブニュース出尽くして、ほとんどの悪材料も織り込んだように見られたが、4月1日にレバ取引によるショート増加で2月6日の最安値に迫る動きとなった。
また、ショートの量自体も2月6日の最安値を付けた時を上回る今年最大のショートポジション増加となった【図1】
ショートポジションも過去最大となったところで売られ過ぎ感が出たのに加えて、$6388〜6767にはテクニカル的なサポートも存在したためにこのポイントではサポートとなった。
創刊号時からマイクロソフトと比較してBTCUSDの暴落などを的中させてきたわけだが、実は今回の下げが$6388〜6767近辺まで下落することもマイクロソフトの値動きを参考にして予測済みでした。
マイクロソフトは暴落後フィボナッチの61・8%近辺(最高値から61・8%下落地点)で下げ止まり、一旦は上昇回復したものの再度、その安値近辺まで下落しました。
これを加味するとBTCUSDも同じような動きをつけにいくのではないかという予測に至りました【図2】。
そして上げ幅は当たらなかったものの下げ幅予測は的中【図3】。

新たに発見された材料

相場の世界では金融占星術という手法が古くから存在します。
市場の世界でも占星術を活用した「金融占星術」と呼ばれる手法がある。
金融占星術ではマーケットの価格の動きも自然現象の一部と捉え、複雑な動きの中で月や太陽などの位置関係から普遍的な秩序を見つけ出そうとするアプローチである。
当たる、当たらないは別として人類は古くから占いを重宝してきました。
ここ最近ではこの占いの分野から市場予測をするアプローチをとっている中で面白いことが分かる。
以前からマイクロソフトの価格とBTCUSDの値動きを比較して予測を立ててましたが、ビットコイン、マイクロソフト、またマイクロソフトを作ったビルゲイツを四柱推命で見たところ、命式は違うもののバイオリズムはすべて同じだ。【図4】
つまり、マイクロソフトの値動きとビットコインの値動きが似ることは必然的なのです。
201また、ビットコインキャッシュも全く同じバイオリズムであるためビットコインと同じ動きをしやすいということになる。
また、他の通貨も色々調べてみるとビットコインのバイオリズムを後追いするような形となっていたため、他のアルトがビットコインにつられた動きをするのもこれで説明をつけることができる。
このバイオリズムを過去相場に当てはめてみると値動きとほとんど一致していた。
2013年10月からはマインドが落ちやすくなっており、この時にマウントゴックスが起こり下落。2014年にはマウントゴックス後にバイオリズム通りビットコインは世間の注目を浴びた。
2015年は空回りということでレンジ相場になった。
そして2016年〜2018年の8~10月頃までが上昇というバイオリズムになっており、2016・2017年は大きく上昇した。
このバイオリズムが効き続けるのであれば今年の10月頃までは最高値を更新するというところまではいかなくても再度上昇する可能性を秘めている。
バイオリズムでは今年の10月が頂点になるため、もし9月、10月頃に再度、上昇してきた場合にはホドラーも利益確定を考えた方がいいというのは念頭に入れておくといいでしょう。

ビットコインはしばらく低迷せざるを得ない?

ビットコインと同じマイクロソフトのバイオリズムを細かく分析をするとマイクロソフトはバブル崩壊後に61・8%ピッタリでとまったわけではない。
そのポイントから約13%程度の乖離をしたポイントで下げ止まった。
これをBTCUSDチャートに当てはめてみると$6388〜6767近辺のポイントになる。
そして、このポイントはテクニカルでもABCDパターンやバットパターンなど色々な根拠が重なる地点であるため、このゾーンは強力なサポートラインだと考えられる。
但し、ここが完全に底なのかというと現状は上にも下にもどちらに行ってもおかしくない状況である。
マイクロソフトはリーマンショック時に61・8%から約36%乖離下落した。
もしこれがビットコインでも再現されるのであれば、これとテクニカルを組み合わせてみると最悪の場合$4271〜4777まで下落してもおかしくないことになる。
$6388〜6767近辺を終値で切ってきてしまうとまずは$5500近辺、そこも超えてしまうと$4271〜4777近辺までの下落は視野に入れておくべきでしょう。
逆に$4271〜4777近辺まで下落してきた場合は絶好の買い時とも言える。
中期的なサイクル理論だと$6388〜6767が底になるはずだが、長期的なサイクルだと6月まで底が決まらない形となるためにまだ下落リスクは十分にありえる。
下落リスクが消えるシナリオとして$10000近辺を超えない限りはまだ下落余地があると言えるため、まだまだしばらく厳しい展開が続きそうです。
モルガンスタンレーの分析によるとビットコインはインターネットバブルの15倍速で進んでいると言う。
マイクロソフトは約4858日もの間フィボの61・8%〜38・2%のレンジで推移したため、単純にモルガンスタンレーの分析を当てはめた場合でもボトムの2月6日から最低でも323日(約11ヶ月)もの間$6000〜13244近辺のレンジで推移をすることになる。
先述した通りマイクロソフトはその間に大きな下げが来ているために最悪の場合は$4271〜4777近辺まで下がることを想定しつつ、現物買いを検討されている方は$6388〜6767でのプライスアクションを見ながら少し買っておくといいかもしれません。
ネガティブ材料出尽くしているはずですが、レバ取引のショートが一向に収まらないのはどうしても価格をもっと下げて買い拾いたい機関が存在しているということでしょう。
つまり一定の価格操作が入っていると考えられます。

Profile
トシムリン
トレード歴13年の謎の現役為替トレーダー。
2016年後半にイーサリアムに可能性を感じ、仮想通貨投資を開始。
独自のテクニカル分析に基づき、多くのアルトコイントレードも日々行っている。
現在は会員数が数百名以上いる仮想通貨コミュニティーTAMARIBAのセミナーやプロコースの講師を務めている。
http://tamari-ba.com/

関連記事一覧